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東京マルイ NEW イルミネーテッド ショートズームスコープ (3〜9×32mm) No.196







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ズーム式スコープ

       全長   約206mm(実測)

       重量   556g(実測)

       倍率   3~9倍

イルミネーション   赤・緑 無段階調整

  対物レンズ径   32mm

   チューブ径   25mm(1インチ)

       電源   CR1620ボタン電池1個   

       価格   17,500円 (税別) 

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マルイさん純正のスコープと言えば、シンプルな3~9倍ズームの
「プロスコープ ズーム」と、レティクルを光らせる機能が付いて
コンパクトな「イルミネーテッド ショートズームスコープ」でした。

このショートズームスコープは、エアガンには最適と思える
1.5~4倍ズームで、外観もスリム。
玄人っぽい形状の中に充実した機能満載で、個人的には
好きなスコープだったのですが、一般的には受けなかったのか
見た目カッコ良く、倍率も3~9倍に変更された
「NEWイルミネーテッド・ショートズームスコープ」に
モデルチェンジしました。

やっぱりスコープ付けるなら、ある程度高倍率じゃあないと
うけないのかな~?。

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まあ、早速比較を。
写真の一番上は、モデルチェンジ前のショートズームスコープです。
マウントリングは別売で、対物レンズ側が細長いのが特徴でした。
比べてみるとモデルチェンジして、全長がかなり短くなったのが分かります。
チューブ径は30mmから25mmに、対物レンズ径は28mmから
32mmに変っています。
まあ、ズーム倍率が全然違うので、モデルチェンジと言うよりは、
全く別物になっちゃった!!という感じかな。

工具無しで銃側のマウントベースに取り付け出来るマウントリングが
最初から付属しています。

ちなみに一番下は、一般的な3~9倍ズームスコープ。
と言っても千差万別なので、まあ長さ的にこれ位かなという
比較に。

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前モデル同様、ワンタッチで開ける事が出来る
バトラーキャップが付属します。

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日差しが強い時に取り付けるシェードも付属しています。
シェード先端にバトラーキャップは、取り付け出来ない事もないですが
若干径が細くなるので、取り付けが緩いです。

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ここで各部分のおさらいを。

対物レンズ
銃に取り付けた時に、ターゲット側にあるレンズ。

接眼レンズ
銃に取り付けた時に、射手が覗く側のレンズ。

エレベーション調整ダイヤル
着弾点の上下修正ダイヤル

ウインテージ調整ダイヤル
着弾点の左右修正ダイヤル

マウントリング
銃のマウントベースにスコープを固定するためのパーツ。
マウントリングが別売の場合は、スコープのチューブ径(胴体の径)に
対応した物を選ぶ必要があります。

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マウントリング
このスコープには、ワンタッチでマウントベースに固定出来る
マウントリングが付属しています。
起こしてるレバーをパチンとするだけでマウントベースに
固定出来、一発装着完了。
マウントベース側の微妙な幅の違いに対応するため
写真の様に六角レンチで、幅の微調整が出来ます。

一度銃に装着したら付けっ放しですから・・・・という方はあまり
ありがたみは無いかもしれませんがね。
また、レバーが有る分だけ、見た目のスッキリ感は無いのですが
やっぱり便利ですよね~。
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アイリリーフの比較
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倍率を変えるズームリングは、接眼レンズの前にあります。
操作感はスムーズですが、やや重め。

アイリリーフ

ドットサイトやホロサイトと違い、スコープはレンズで構成されているので
スコープを覗く距離が近過ぎると、覗いた時に見える像の外側周辺に
黒く影がでます。
なので影が無くなり、像がはっきり見える位置まで
目を離す必要があります。
この一定の距離の事を「アイリリーフ」と言います。
だいたい10cm程度です。

このとき、視力が弱い方等、レティクル(スコープを覗いた時に見える
十字)が見ずらい場合は、接眼レンズ後端の視度調整リングを回して
アイレベルの調整をします。

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フロントフォーカス OR サイドフォーカス

スコープの倍率を上げた時にレティクルやスコープ内のターゲットがぼやける場合
には、フォーカスリングをまわして
はっきり見える様にピント調節をします。

このピント調節のリングが対物レンズの部分にある物を「フロントフォーカス」
スコープ中央部分のウインテージ調整ダイヤルの反対側にある物を
「サイドフォーカス」と呼びます。

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着弾点修正のなかには、カバーを取って、中のノブを指やマイナス
ドライバー等で回すタイプの物もありますが
マルイのショートズームスコープは、ダイヤルが露出してるタイプ。
ダイヤルの上部には「1/4"100Yds」と書かれています。
これはダイヤルをカチッと1クリック回すと、100ヤードで着弾が1/4インチずれるという事。
100ヤードは、91.44m。1/2インチは6.35mm。
まじか!!?

ダイヤルを回した時のクリック感や重さは、ある意味スナイパーを
高揚させるほどに良いレベル。

タイイヤルの根元部分には、ダイヤルの回転をロックする
「ロッキングリンク」が装備されています。
これで友達に回された!!とかの誤操作も防げます。
ダイヤルの回転はある程度重みのある物なので、何かに当たって
回ってしまう事はないでしょうけど。

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レティクル(ターゲットを狙う十字)はミルドットタイプ。
ミルドットタイプは、レティクルの中央部分に丸い御団子(ドット)が連なってる
のが特徴。
実銃レベルのミルドットレティクルは、シンプルだけど奥が深く
たとえばドットからドットの間隔が1MIL(ミル)になっています。
ミルは角度の単位で、長さの単位に変えると100mの距離で約10cmに
なります。
100mの距離で、丁度ドットからドット一区切りの長さの物が見えたら
その物体の長さは10cmです。
逆に言えば10cmと分かっているターゲットが、ドットからドット一区切りに
見えたら、ターゲットとの距離は100mという事になります。
それを応用すれば、ある程度大きさが分かる物(例えば人の頭)が
ターゲットなら、ターゲットとの距離が導き出せるという訳。

まあエアガン用のスコープですから、そんな精密な物ではないでしょうけど。
雰囲気は楽しめると思います。

(ターゲットがぼやけているのは、撮影技術が未熟なせいです。)

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暗い場所などでレティクルが見えずらい時などは、レティクルを発光させる
事が出来ます。
イルミネーションはレッドとグリーンで、イルミネーションダイヤルを
回す事で、明るさを無段階に調節出来ます。

大陸製格安スコープ等では、イルミネーションと言っても
輝度が全然低かったり、明るさ調節しても殆どかわらなかったり
電気系統が悪く、すぐに光らなくなったり・・・・
勿論まともな製品もありますが、粗悪物も多いです。
そう言う点では、マルイさんが売ってる物だから
という安心感はありますね。

(ターゲットがぼやけているのは、・・・・・・・・・)

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イルミネーションの電源は、CR1620というボタン電池。
イルミネーションダイヤル内に装着します。
付属していた電池でも結構長く遊べます。

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ゼロイン

銃にスコープ等を取り付けただけでは、レティクルの中心と
実際の着弾点はずれています。
なので狙点と着弾点を合わせるための修正作業が
必要になります。それを「ゼロイン」といいます。

今回は黒丸の部分が34cmある巨大ターゲットを作って
撃ってみました。
(私も通常はA4コピー用紙がターゲットなのですが
ターゲットが小さい場合は、近距離から撃ってみて
適当に修正しながら下がっていくのがお勧め。
いきなり遠くから撃つと、とんでもなくずれて飛ぶ
場合もありますからね。)

銃はマルイ・VSR10Gスペックで、距離12mから5発づつ
全てターゲットの中心を狙って撃っています。
エアガンの場合、弾はそんなに精密には飛んでいかず
ばらけるので、数発づつ撃って平均で判断するのが良いでしょう。

修正無しだと、エベレーション(上下)はまあまあの所。
ウインテージ(左右)は丁度黒丸の境付近に、かなり左にずれて
着弾しました。
まあ、これは取り付ける銃によってバラバラな結果になりますが。

次は右に修正するため、ウインテージダイヤルのみ、
ダイヤル1回転右に修正しました。
あと2回同じ様にして撃ったのが上の写真。
修正3回転目だけ、何故か上方向にも若干修正されていますが
距離12mでは、1回転で5~6cmずつ修正されています。
結果的にはターゲットまでの距離12mで、ダイヤル3回転修正すると
15.5cm移動した事になります。

あと少し右上に着弾修正すれば、ゼロイン作業は完了です。

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コンパクトなショートズームのスタイルは、タクティカリーな
ライフルやアサルトライフル等も似合うかもしれませんね。

便利な機能や修正補正調節など、揃っているし
イルミネーションの華やかさもあり。
画像の明るさもクリアです。

エアガンの世界では、アクセサリー的要素が強いスコープ等の
光学機器は、まあ格安で揃えるのもいいですが
拘りの逸品でバチッと決めるのも一興かと。

ちょっとついでにコーナー

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パララックス


光学機器を扱う時によく出てくる言葉に「パララックス」というのが
あります。
これは銃にスコープ等を取り付けた時に、銃身とスコープの高さから
生じる誤差、視差のこと。
弾が銃から真っ直ぐ飛んでいき、スコープも銃に対して水平に
取り付けられているとするなら、スコープの高さの分だけ
上方に着弾がずれる事になります。これが「パララックス」。

marui-16.jpg

たとえば精密射撃等でパララックスをなくすために、10mで
着弾修正した場合、10mから離れるほどパララックスは大きく
なります。
なので精密射撃の場合は、ターゲットの距離が変わる度に
着弾修正が必要になります。

実際には弾は放物線を描いて飛んでいきますし、ホップアップの
絡みもありますので、もっと複雑な読みが必要になりますね。





東京マルイ NEW イルミネーテッド ショートズームスコープ (3〜9×32mm) No.196





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