国内メーカーを中心に最新エアガン、コッキングガン、電動ガン、ガスガンをレビューしていきます。
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ブローバックガスガン (フルオートのみ)
可変ホップアップシステム
全長 625mm/835mm(ストック伸長時)
重量 2900g
装弾数 32発
価格 31,290円 (税込み、2007マットブラック仕様)
実銃MP40は、ナチス・ドイツ時代に開発され、第二次世界大戦で大量に使用された
SMGで生産性やコスト面で優れていため、その後世界中で使用されました。
9mmパラベラム弾を使用。
ストレートブローバックで、オープンボルト方式。
オープンボルトとは、弾の発射準備完了状態で、ボルトは開いたまま止まっていて
トリガーを引くとボルトガ前進し弾をチャンバーに送り込み、ボルトが前進しきったら
発砲、ボルトは後退して排莢する。
トンプソン、イングラムM11とかウージー等もオープンボルトですね。
長所は構造が単純で部品点数が少なくて済む事。逆に短所は
トリガープルが若干重くなる事と、トリガーを引くとボルトが前進して発砲するので
トリガーを引いてから発砲までタイムラグがある事などから精密射撃には向かない事。
なのでオープンボルト式は、SMGだとフルオートメインで使われる物に多いです。
で、マルシンのMP40ですが、さすがにモデルガン全盛時代から
モデルガン~エアガンと移り変わりながら、作られ続けたモデルだけに・・・。
ただ、そこはマルシン。外観的な質感とかは、ほどほど。
今回の物は「2007マットブラック」バージョンなんですが、外装の殆どは
サンドブラスト処理されたプラ製。ボルトも目で確認出きる範囲では
プラですね。なので必然的に操作感や操作音もプラスチッキー。
全身からプラスチック感が溢れてますが、重さは3kg近くあるので
ズッシリとした重量感はあります。
金属製のストックを伸ばせば、以外と大きくてガッチリした感じです。
その折り畳み式のストックは、取り付け部分にあるチェッカリングの入った
大きなリリースボタンを押すとロックが解除されて、ストックをスイング出来ます。
ストック先端のシヨルダーピース(肩当て)の起こしたり、倒したりも
適度なクリック感と固さで好感触。
リアサイトは比較的前方に位置します。色付けなどはありません。
リアサイトは2重構造で、遠射用の背の高い方を倒すと近距離用になります。
遠射用には操作し易いように、側面にチェッカリングが施されています。
大きな開口部のエジェクションポート。ここからガシャンガシャンと往復する
ボルトを眺めるのは、ある意味大迫力~。
エジェクションポートの少し前方に、ホップアップ調整用のイモネジが見えます。
ホップ調整は付属の六角レンチを使います。
時計回りに回すとホップが強くなります。が、やっぱり適正ホップが
分かり難い。このタイプのホップ調整と私は相性が悪い。
ある程度撃って平均な所で妥協ですな。
ただ、ネジが丸見えで見た目は悪いですが、撃ちながらホップ調整をするには
これが一番簡単です。
ボルトのストロークは長いですが、コッキングポジションは実銃より
かなり前方。まあエアガン仕様な訳ですが、この辺の割り切り方は
マルシンさんらしく、妙に拘らなくて清々しい。(いえ、オチョクリではありませんよ。)
ボルトレールには実銃と同様のセイフティが前後2か所に設けられています。
前方側のセイフティは、ボルト閉鎖時にボルトハンドルを銃本体方向に押し込むと
銃本体のノッチにボルトハンドルが引っ掛かり、ボルトの動きをロックします。
後方側のセイフティは、大きなノッチにボルトハンドルを引っ掛ける事で
動きをロックします。
マガジンキャッチ・リリースボタンは、チェッカリングの入った大きな物。
マガジンのガスが無くなって、ボルトが閉鎖した状態の時は、ボルトを
コッキングポジションに引いてからマガジンを抜かなくてはいけません。
マガジンの装弾数は、実銃と同じ32発。8mmBB弾が32発も並ぶと圧巻ですな。
弾はジグザグに複列で並びますが、マガジンフォロアーの溝が上部途中で
無くなってるので、弾が綺麗にジグザグになっているか確認できません。
ジャムの無い快調作動のためには、綺麗なジグザグに装てんされている方が
良いので、確認出来ないのはちょっと困りますねー。
それと銃を撃つ時は、矢印のマグウェル部分を持ちますが
撃っていると丸の部分のマガジンフォロアーが上がってきて
持っている手と干渉する事があります。まあ極後半ですが。
同じ理由で、マガジンを持って撃ってはいけません。
完全にマガジンフォロアーの動きを止めてしまって、給弾不良になります。
上手にマガジンフォロアーと干渉しない楊にに握れば別ですが。
また、剛性の関係で作動不良になる事もあるので、マガジンを持って
撃たないように、と説明書に書かれています。
実射
じつは、この日のために0.27gの8mmBB弾を大量に購入したのですが
説明書に「このモデルは、0.34gで調整されています」と記載があった。
キョエー!!よく声明書読んどけば良かった。
確認すると0.34gは数十発しかないので、初速計測に使い、0.27gを集弾テストに
使う事にしました。つまり2回ホップ調整しないといけません。ちと面倒。
気を取り直して、いざ実射。
全身プラスチック多用なので、ボルトを引いた感触もカチッとした剛性感に
乏しいですが、撃つとバシャシャシャッと、少し回転が遅めのフルオートが
古きよき時代のSMG的ノリのブローバックで、なんとも心地良い。
基本的にはフルオートの回転スピードが速いほど、トリガーハッピーは
感じ易いのですが、これはまた別の次元での心地よさなのです。
まあ、遅いと言っても秒間約12発なので、マルイ製スタンダード電動ガンの
15発よりは少し遅い程度。
実銃は毎分500発(秒間8発)位らしいですが、YouTubeで実銃の射撃シーンを
見てみると、イメージ的にはマルシンとあまり変わらない感じです。
エアガンだと射撃時に、実銃の様な衝撃とか反動が無い分
フルオートの回転スピードが少し速い方が、気持ちよく撃てるのかもしれません。
私のイメージ的には、今の回転スピードで十分満足な撃ち心地です。
YouTubeでの実銃射撃シーン
マルシン MP40
平均初速は室温27度で、81.2m/sでした。まあ、8mmBB弾でのこの数値は
どうなの?と聞かれると、なんとも。
ジュールで言えば1.12ジュールで、8mmBB弾の規制値は1.64ジュールなので
威力は、わりと抑えられてますね。
しかしながら8mmBB弾の飛びは、思った以上に良く飛びます。
6mmBB弾よりかなり大きく視認性が良いので、飛んで行くBB弾がはっきり
見えて、面白いです。まあ、良く飛ぶけど当たりませんけどね。
集弾性も良くはないですが、フルオートオンリーのSMGですからねー。
これぐらいでしょ。時代物ですし。
作動性は良く、ジャムは皆無でした。重めのリコイルショックで
装弾数32発を一気に撃ち切れるだけの実力もありますので
安心してフルオートを楽しめます。
弾を撃ち尽くしても、ガスがある限り空撃ちし続けるのは、まあ、ご愛嬌。
ただ、マガジンのガス容量が少ないのか、燃費が悪いのか、定かでは
ありませんが、ガスを一杯に注入しても32発のマガジンで
2回分は、持ちません。なので一回撃ち終わったら、BB弾と同時に
ガスも毎回注入してやる必要があります。
んーこのMP40、大戦マニアとかドイツ兵なりきりアイテムとしては必須です。
この銃を構えるだけで、貴方もナチス・ドイツ。
それほどイメージが確立されている銃なのです。
さあ、皆さんもサバゲーフィールドでMP40を連射し、
「マイネ エーレ ハイスト トラウエ!!」と叫びながら
連合軍に突っ込みましょう。
(ただし、8mmBB弾使用OKのフィールドに限りますが・・・・・・。)
距離7m 半径2cm刻みの円 0.27g8mmBB弾フルオート10発
距離7m 半径2cm刻みの円 0.27g8mmBB弾フルオート32発
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