国内メーカーを中心に最新エアガン、コッキングガン、電動ガン、ガスガンをレビューしていきます。
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銃においてマガジンとは、カートリッジ(弾)を複数個収納して銃本体に
装てんする ケースの事。
オートマチック・ガス・ハンドガンのマガジンは、弾の収納は
勿論ですが ガスタンクを備えてる場合が殆どなので
(廉価固定スライドガスガンは グリップ内にガスタンクを
備える物がある)、だいたいが亜鉛ダイカスト製の
頑丈で重い物。 これは実銃において、弾を装てんしたマガジンと
同じぐらいの重量になるので リアリティという点では貢献しています。
これはマルイ製グロック34のマガジンですが、構造的にはどのメーカーも
同じ様な物です。
マガジン・フォロアー
銃にBB弾を供給するため、バネの力で下から
BB弾を押し上げるパーツ。
マガジン・リップ
押し上げられるBB弾を支えている部分。
スライドが後退し前進する時に、ここからBB弾が拾われて
チャンバー内に装てんされる。
ジャム(弾の装てん不良)の無い正確な作動という点で重要な
パーツなので、昔は金属製の物もありましたが、BB弾が
削れてしまい、実射性能に影響するという欠点があったので
最近では、ほとんどの物がプラスチック製。
なので、落下による破損には要注意。
ガス注入バルブ
マガジンを逆さまにして、このバルブにガスボンベを挿し
圧縮され液体の状態のガスを液体のまま、マガジンに
移します。ガスライターにガスを補充するのと一緒。
(今時知らない人が多いか?)
放出バルブ
撃つ時にトリガー(引き金)を引くと、このバルブが叩かれ
弾を発射するためと、ブローバックガスガンの場合スライドを
作動させるために、液体状のガスを気化させて、放出口から
銃にガスが供給されます。
寒い時期にガスガンが使い物にならないのは、寒さで液体の
ガスを十分気化出来ず、弾の発射やスライドを作動させるだけの
ガスを供給出来ないため。
この症状は夏場でも、連射する等でマガジンが冷やされてしまうと
起こってしまいます。
これは液体は気化する時に回りの熱を奪ってしまうという性質に
よるもので、殺虫剤を続けて噴射すると、缶が冷たくなるのと同じ。
装てんする ケースの事。
オートマチック・ガス・ハンドガンのマガジンは、弾の収納は
勿論ですが ガスタンクを備えてる場合が殆どなので
(廉価固定スライドガスガンは グリップ内にガスタンクを
備える物がある)、だいたいが亜鉛ダイカスト製の
頑丈で重い物。 これは実銃において、弾を装てんしたマガジンと
同じぐらいの重量になるので リアリティという点では貢献しています。

これはマルイ製グロック34のマガジンですが、構造的にはどのメーカーも
同じ様な物です。



マガジン・フォロアー
銃にBB弾を供給するため、バネの力で下から
BB弾を押し上げるパーツ。
マガジン・リップ
押し上げられるBB弾を支えている部分。
スライドが後退し前進する時に、ここからBB弾が拾われて
チャンバー内に装てんされる。
ジャム(弾の装てん不良)の無い正確な作動という点で重要な
パーツなので、昔は金属製の物もありましたが、BB弾が
削れてしまい、実射性能に影響するという欠点があったので
最近では、ほとんどの物がプラスチック製。
なので、落下による破損には要注意。
ガス注入バルブ
マガジンを逆さまにして、このバルブにガスボンベを挿し
圧縮され液体の状態のガスを液体のまま、マガジンに
移します。ガスライターにガスを補充するのと一緒。
(今時知らない人が多いか?)
放出バルブ
撃つ時にトリガー(引き金)を引くと、このバルブが叩かれ
弾を発射するためと、ブローバックガスガンの場合スライドを
作動させるために、液体状のガスを気化させて、放出口から
銃にガスが供給されます。
寒い時期にガスガンが使い物にならないのは、寒さで液体の
ガスを十分気化出来ず、弾の発射やスライドを作動させるだけの
ガスを供給出来ないため。
この症状は夏場でも、連射する等でマガジンが冷やされてしまうと
起こってしまいます。
これは液体は気化する時に回りの熱を奪ってしまうという性質に
よるもので、殺虫剤を続けて噴射すると、缶が冷たくなるのと同じ。
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10才以上用コッキングエアガン
固定ホップアップシステム
全長 242mm
重量 395g
装弾数 6発
価格 4,980円 (税別)

マルイさんのリボルバータイプのハンドガンと言えば、18才以上用のガスガンのみ。
しかもカートリッジ(実銃での弾)を使わない、実射性能重視タイプ。
一般的にカートリッジを使うタイプは、使わないタイプに比べて集弾性は
劣りますし、装弾数も実銃と同じなので少ないですしね。
実射性能に関しては、どのモデルにしても業界トップクラスな物ばかりの
マルイさんとしては、今後もこのスタイルを貫くと思ってましたが
登場させてきましたね、カートリッジタイプのコッキングエアガンを。
既存の他メーカーコッキングリボルバーを震撼させる性能なのか?
これは気になります。で、早速レビューを。
箱から出すと、ぱっと見同じマルイさんのガスガン「パイソン」並みの塗装か・・・・・
と少し顔がニャッとしましたが、よくみれば塗装に細かい塵が混入していたり
未塗装のパーツもありますし、まあ同じ10才以上用コッキングエアガンと
同レベル。
でも今までのオートマチックタイプに比べると、ちょっと高級に感じるのは
リボルバーだから? パイソンだからかな~?
今回の売りでもあるカートリッジは、プラスチックなのですが
まあまあリアルな塗装が施されていて、良い雰囲気です。
他メーカーの同クラスの商品では、カートリッジは未塗装の物もある中では
かなりのアドバンテージになりますよね。
BB弾はカートリッジの先端に詰めるタイプです。
上の写真では付属のシルバータイプではなく、オレンジ色の0.12gBB弾を
装着しています。


銃からカートリッジを取り出す時は、シリンダーをスイングアウトさせて
写真の様に金属製のエキストラクターロッドを押すと、カートリッジが
引っ張り出されます。
まあ、実銃の様にカートリッジがシリンダーに焼き付く事なんて
無いので、シリンダーの手前を傾けるだけで
ポロポロとカートリッジは外れてきますけどね。

コッキング-パイソンの作動はシングルアクションのみ。
ダブルアクションはありません。ちなみにハンマーが落ちてる状態で
トリガーを引いても、シリンダーがクルクル回転するのみです。
もしコッキングエアガンでダブルアクションを作っても、やたらトリガーが
重くて指の筋トレマシーンになってしまうでしょうね。
シングルアクションでのハンマーのコッキングは、想像していたよりやや重め。
それでも大人なら難なく、グリップしてる親指のみで引けるのですが
小さな子供だと重く感じるかもしれません。
説明書にもワンポイントアドバイスとして、片手で難しい時は両手の指で
起こしましょうと書いてあります。
ハンマーを起こすと写真の様に、圧縮されたエアーが出てくる部分が
ニョニョッと後ろから出てきて、カートリッジと密着します。
押されたカートリッジの先端は銃身の根元部分と密着します。
これでエアーが漏れるのを最小限にしてる訳ですね。

リアサイトは、上下左右調整出来るフルアジャスタブルタイプ。
ただ、上下の調整は普通のマイナスドライバーで出来ますが
左右の調節は小さな精密ドライバーが必要になります。

トリガーとマンマーは未塗装のプラスチックですし、銃本体は
パーティングライン(貼り合せ痕)がバリバリに残ってるのですが
マルイ同クラスのオートマチックタイプに比べるとチープ感が無いのは
ひいき目に見てるから?
グリップはラバータイプのプラスチック。質感はツルツルですが
指がしっかりと引っ掛かり、グリップ感は良いです。
メダリオンはグリップ左側のみにあります。

マルイさんらしく、このパイソンにもマニュアルセイフティが装備されています。
ハンマーが落ちている状態で、トリガー根元のレバーをスライドさせると
ハンマーとトリガーがロックされます。
写真の様にハンマーが起きた状態だと、セイフティを掛ける事は出来ません。


銃身の刻印は、こんな感じ。
左側は実銃に忠実でリアル。右側はまあ・・・・でも雰囲気的には似てます。
実射
軽いけどリアルなカートリッジをシリンダーに装てんして、チャリッとシリンダーを
本体に戻す。ん~リボルバーの醍醐味を官能しながらゆっくりハンマーを起こすと
正確にシリンダーが回転し・・・・ジワッとトリガーを引く。
トリガープルは、やや重いけど切れは悪くありません。
が・・・・・・・・・ん???????弾が的紙に当った音がしない。
もう一度撃ちなおしても同じ。
今度は弾道を確認しながら撃ってみると、ホップが強くて弾がかなり上に着弾
してる様。
狙点修正して撃っても、的紙に当ったり外れたり。
以前にも使用するBB弾の重さを間違った事があったので、説明書で確認すると
確かに0.12gのBB弾を使えと書いてあります。
でも7mの距離では全然なので、5mの距離で撃ちなおし。
5mで下方に狙点修正しながら撃つと、3発は良い感じに当りますが
3発ははずれ。もう一度やっても同じ結果に。
これはカートリッジとBB弾の相性が良い物が3発で悪いのが3発あるって事かな?
だとすると、決戦の前のポルコ・ロッソみたいに沢山のカートリッジから良い物を
選別して使わないといけないのかーー!!
と、くだらない事を思いながら落胆しました。
でも良いカートリッジを使ったとしても、上や左にビュンビュン曲がりながら
飛んでいく強ホップが直る訳ではありません。
試しに0.2gのBB弾で撃つと、弾道はフラットになりますが
飛距離が全然です。
こっこれは・・・・確かにマルイ製という事で期待しすぎ感はありましたし
カートリッジを使うタイプのエアガンでは、安定した性能を出すのは難しいと
分かってはいますが・・・。
それにしても。
まあ、実射性能よりも雰囲気を楽しめる新しいカテゴリーのモデルが
登場したと思えば・・・。
そうでないとしたら、私の購入した物がたまたま調子の悪い品だったんだと
切に思います。
でなければ、私の中のマルイ神話がガラガラと崩壊してしまいますから・・・・・・・・。
ちなみに、平均初速は 40.91m/s の0.1ジュールでした。

距離5m 半径2cm刻みの円 0.12gBB弾6発
楽天市場で「マルイ コルト・パイソン」
アマゾンならこちら


10才以上用 ボルトアクション・コッキングエアガン
可変ホップアップシステム
全長 960mm
重量 1,800g
装弾数 32発
価格 14,904円 (税込み)

クラウン TYPE96のモデルと思われる L96A1は、アキュラシー・
インターナショナル社が開発しイギリス軍の制式採用ライフルになった
狙撃銃です。
一般的な狙撃銃とは多少異なる、アルミを軸に持つプラスチック製
ストックが特徴的。
その左右に分かれたストックをボルトで結合させているので、あんな
ボルト穴だらけの外観になってるんですねー。
そのスタイルは、いかにも現代戦闘用スナイパーライフル。

国内のエアガンメーカーでは、マルイさんとマルゼンさん
(APS type96という名で)でモデルアップされていますが、どちらも
18歳以上用。
なので10才以上用としては希少だし面白い。
スタンスとしては同じクラウンのスーパーライフル・・・・・・
では無くて、エスツーエスのTSR-デザイラスのバリエーションモデル的存在。
(同じ台湾メーカー出身で、システム的にはTSR-デザイラスとほぼ同じ)
ただ、スタイルは子供の扱い易さを考えてかズングリムックリなショートタイプ。
実銃が全長1、120~1,180mm程度なのに対して、タイプ96は960mm。
まあ、サイレンサー装着可能なので・・・・良く言えば例えばマルイの
VSR10シリーズのプロスナイパーバージョンGスペック的な感じか・・・・
違うか・・・な・・。

10才以上用と言う事でコスト的にも外観はチープなプラスチック感が
漂ってるかと思いきや、意外と・・・と言っては失礼ですが、悪くないですね。
まあ確かにベース的にはそれっぽいですが、ホップダイヤルより前方の
アウターバレルはアルミ製だし、ストック部分も多少つや消しの滑らかな
ザラザラした表面で質感的には良い方。
価格が15000円近くする物なので、それなりでないと困るのですが
すこしチープなスコープ付きの、TSR-デザイラスと同価格。
調節可能なチークピースやパットプレート装備のストックを考慮すれば
価格的には納得かな。

ただ調節可能といっても素早く出来る類の物ではなく
プラスドライバーでネジを外してスペーサーで調整するタイプ。
パットプレートも2枚のスペーサーを使います。
写真真ん中が20mmのスペーサー、ストックに付いてるのが
10mmのスペーサー。
これで、スペーサー無し、スペーサー大、スペーサー小、
スペーサー大+小の4段階に調節可能というわけ。

チークパットもパット内側に収納している2種類の筒状のスペーサーを
チークパットを固定する2本のネジにはめて調節します。
こちらも4段階になりますね。

で、スペーサーを2つ装着した状態がこちら。
15mm程度は上がってますか。

チークパットが調節可能なのは良いとして、ここで一つ問題が。
TYPE96はスナイパーライフルなのでスコープを装着するのは、まあ必然。
そうされる方も多いと思いますが、「今スコープまで買う余裕ないよ」とか
「スコープ使って撃つ距離でもないでしょ!!」という方のために
マウントレイルにオープンサイトが付いています。
このお陰でスコープ無しでも狙えるわけですが、スコープを覗くよりも
オープンサイトで狙う時は、当然目の位置がかなり低くなりチークパットに
頬が当り かなり邪魔になってるんです。
顔のでかい私の場合だとチークパットの前後の低い部分に頬を持って来て
なんとか狙える位ですか。顔の小さな子供なら丁度良いのかな~??

で、早速スコープを装着。
エスツーエス製の4~16倍ズームスコープで、完全なオーバースペックですが・・・・。
迫力はあるでしょ。
ん~良いですね。見易いですし、ボルト操作もスムーズで干渉は無いです。
倍率を最小の4倍にすれば、実用レベルですし。
マズルのアタッチメントは14mm逆ネジタイプということで
マルイのナイツタイプ・サイレンサーを装着してみました。
これ見た目も重量バランス的にもバッチリです。
今回、アンダーマウント装着タイプのバイポットが手元に無かったのが
残念です。
このアンダーマウントレイルはバイポツト以外にもフラッシュライト等
色々付け替えられて面白そうです。

ホップ調整はバレル根元のダイヤルで行います。
見た目は・・まあ置いといて、ダイヤルが大きくて回し易いのですが
不意に触ってもクルリッと回ってしまいそうな程軽いのが気になります。
ボルトを引くとエジェクションポートからチャンバーが見え・・・・・・
いえいえ、BB弾はもうチョット前方の見えない部分からチャンバーに
送り込まれてるので、まあ雰囲気チャンバーが見える!!って感じかな。

マガジンの装弾数は32発。ボルトアクションライフルなら十分ですね。
BBローダーは「昔ながらの」タイプ。
マガジンの給弾口に筒状のパーツをあてがって、BB弾を筒の中に流し込み
最後に棒を上から押し込んで、BB弾をマガジンに入れます。
シンプルだけど、これが確実でしたね。
マルイのBBローダーも使ってみましたが、慎重に押し込まないと
途中でブアーと散乱しちゃいました。

右側面にセイフティレバーがあります。
セイフティにしてもボルト操作はできますが、トリガーは完全に
ロックされていて引けません。
実射
マルイの18才以上用ボルトアクション・ライフルの様な滑らかさは無いにしても
ボルト操作は癖もなくスムーズで、10才以上用という事でバネが無いのか?と
思う位操作感は軽い。
発射音も「ボシュ」と優等生的な音。
「バイーン」といった、安っぽいバネの音なんかしません。
スコープを覗いた状態でのボルト操作も素早く出来て、続け様に撃つ時も
苦になりません。
パワー的には青少年育成条例の上限いっぱいの47m/s、0.13ジュール程度。
これは同じ出身のエスツーエス・TSR-デザイラスより高く、アドバンテージですな。
ただ、この固体はホップダイヤルを最弱にしても、ホップが適正よりやや強な感じで
調整が難でした。
BB弾の飛びは、0.12gの軽い弾なのでフラットとは言い難いですが、4倍スコープの
視界から外れずに弾が飛んで行くので、優秀な方だと思います。
遠くに飛ばそうと欲張ってホップを強くすると、途端に弾道がカーブを描き出すので
ホップは弱めで使うのがお勧めです。
集弾性は、縦方向の散らばりが少ない分、同じ出身地シリーズと
同等やや上ぐらい。これで横方向の散らばりが減ったら、かなり凄い。
国内メーカー的にも、7mで的の黒円内に収まっていれば優等生レベルです。
ただスナイパーライフルですので、更なる高みをめざしてほしいですな。
まあ、0.12gの軽い弾を使う以上、限界もあるでしょうけど。
ホップアップのシステムも、もう少ししっかりした物になれば、かなり満足度も
あがるのですが、現状でも10才以上用と侮れない実力があるのは確か。
スコープ等の周辺機器を揃えるとなると高額になってしまいますが
その価値は「あり」。

距離7m 半径2cm刻みの円 0.12gBB弾 10発
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セミ/フルオート・セレクティブ ブローバックガスガン
可変ホップアップシステム
全長 273mm (ストック展開518mm)
重量 1,550g
装弾数 20発
価格 28,944円 (税込み)

チェコスロバキアの、当時国営会社だったチェスカー・ズブロヨフカで
開発されたサブマシンガンが、Vz61。
61年式という意味で、チェコスロバキア軍に1961年に正式採用されました。
「スコーピオン」という名は愛称で、ストック収納時に上に回転させて折りたたむ
姿が「サソリ」を連想させるため。
それと、元々は戦車兵等の護身用に作られたものでしたが、そのコンパクトで
扱い易い性格から、特殊部隊やテロリストにも愛用され
そんな小さくて毒々しい所からも「スコーピオン」を感じさせるところです。
このVz61の最大の特徴は「レイト・リデューサー」という発射サイクルを
調節出来る機能を搭載している事。
有名なイングラムM11の様に、コンパクトなサブマシンガンはやたらに
発射サイクルが早くて、扱い難く無駄弾も多い。
それを解消するために、発射サイクルを遅くする機能がレイト・リデューサー。
イングラムM11が毎分1200発程度(秒間20発)の発射サイクルに対して
Vz61は毎分750~850発とされています。
さらに作動がクローズ゜ト・ボルト方式と、小生意気なやつなんですよね~。

さて、国内のエアガン事情はと言うと、マルゼンさんが一昔前からブローバック
ガスガンを発売しています。あとマルイさんが電動とエアーコッキングタイプを
発売していますね。
マルゼンさんのブローバックガスVz61は、子気味良い作動でなかなかの傑作でしたが
多少欠点もありました。
これはマルゼンさんだから・・・・ではなく、コンパクト・サブマシンガンを
ブローバックガスガンにモデルアップしたら、こうなってしまう・・・・
という典型的な例なのですが
ひとつは、マガジンが細く小さいので必然的にガス容量も少なくなり
フルオートで撃つとマガジンが急激に冷えてガスの気化が間に合わなくなり
作動に勢いが無くなりスローダウンしてしまう事。
もうひとつは、フォアグリップ代わりにマガジンを握って撃っていると
マガジンフォロアーと手が干渉してしまっていました。
外観もデフォルメされてる部分もありましたね~。
しかし、税抜き価格 15,800円でブローバックガスガンのSMGが手に入るなんて
ちょっと衝撃的のバーゲンプライス!!です。
まあ、スポット生産なので入手は難しいかも知れませんが・・・・・。

で、今回のKSC製Vz61ですが、外観は全身ヘビーウエイト樹脂に濃い目の
塗装が施され、KSCお得意の「ザラッとした金属感」が漂う。
金属パーツとの色合いも良く、全体的に良く纏まっています。
これまたお得意の、リアルな刻印類も雰囲気を盛り上げてますね。
安っぽいプラスチック感など微塵もありません。
重量も実銃と同じ1、550g。マガジンを外した時の重量も実銃と同じなんて
立派なもんです。
ただレイト・リデューサーの機能は今回再現されなかったのが残念。
しかし考えてみればエアガンの場合、とくに電動ガン等は発射サイクルを
高速化する方が重宝されていて、わざわざ遅くする機能なんて必要と
されていないのかも。
また実際に機能させたとして、もしかしたら実銃ほど変化し難いのかもしれませんね。
そこの所は知りたいですねえ。

フル&セミのセレクターは左側グリップ上部にあり、グリップしている右手の
親指でもレバーに届くのですが、新しいせいか若干操作が渋め。
まあ、あまりに軽くブラブラ動いてもらっても困るのですが。
「0」位置のセーフティにすると、ボルトとトリガーが完全にロックされます。
でもセイフティ位置をまたいでセミ&フルを切り替えなんて、ちょっと違和感。
だいたいこのセレクターの部分が古臭い感じがして、実年齢より
年寄りな銃に感じてしまうんですよね~。
あっと!!エアガンレビューなのに、実銃の批判をしてしまった。
エアガンは実銃を忠実に再現しているので、罪はありません。
忠実といえば、マルゼン製Vz61のフルオートポジションには「20」ではなく
「30」の刻印が。
実銃のロングマガジンの装弾数は20発で、マルゼン製は30発。
真面目といえばそうなんですが、「20でえんとちゃいますの!!」と突っ込みたくなります。

KSC製のマガジンは装弾数20発。リアルな数字なのですが
今時ブローバックハンドガンでも20数発は当たり前なので
なんだか、フルオートに弱腰なのか?と勘繰りたくなります。
サバゲーでの使用も不満が出るでしょう。
装弾数が2倍のロ---ングマガジンも発売されていますが
こちらはやたら長くて、折角のコンパクトSMGらしい扱い易さが
スポイルされてしまってる感じ。
価格もちと高いのですが、それでもフルオート中毒な私は
無意識に同時購入してしまうんですな~。
矢印の所がマガジンリリースボタン。この位置が絶妙。
右手で銃を持ったまま、左手はマガジンの根元を持ち
その親指でリリースボタンを押しながらマガジンを引き抜いて・・・
新しいマガジンをガシッと差し込む。んー良い!!
マガジン自体の扱い易さは、今まで通り。
マガジンフォロアーは、いっぱいに下げた所でロックできるので
BB弾装てん時は楽ですし、今まで頑なに変えなかった金属製
マガジンリップも、いつの間にかプラ製になってますし。

ストックは簡易ストックと言える物で、精密射撃をするにはちょっと短いし
あまり安定感も無いです。
イングラム同様、体に押し当てて射撃を安定させる感じで使うのが
見た目にも宜しいかも。
まあエアガンですから、普通のストック的な使い方も出来ますが
肩にストックを当てると、銃と顔が近すぎちゃう。

ストックは矢印部分のピン一本で固定されているので、このピンを押し込みながら
ストックの付け根を左側にスライドさせれば、簡単にストックが取り外せます。
ストックを外すと、途端にマシンピストルふうに雰囲気が変化します。
な・・・なんかカッコイイ。

リアサイトは、近距離用と遠射用を、前後にシーソーの様に倒して
切り替えます。
それぞれのに「75、150」の刻印が。サイト自体に色付けなどはありません。

フロントサイトも専用の調整パーツで回転させながら調節します。
まあ調整できる範囲も狭いので、微調整レベルですが。

ホップアップ調整は、今まで通りチャンバー部のギザギザに専用レンチを
押し当てて行います。写真の状態で時計回りに回して、ホップ弱になります。
ただ、普通のオートマチックハンドガン等よりチャンバーが奥の方に
あるので、若干回し難いですね。

通常分解はロアレシーバー先端のピンを抜く事で、簡単に
アッパーレシーバーが外れます。
ピンを完全に抜かない状態にすると、実銃と同じく
中折れ状態の通常分解にさせる事ができますが
レシーバーの耐久性を考えると、不意の破損を避けるため
あまり中折れは、やらない方が良いみたいですね。
アッパーレシーバーのボルトを、最後部まで引いてボルトノブを外すと
ご自慢のマグネシュウム製ボルトが後方に抜けます。

で、中を覗いてみると、新型ホップチヤンバーが拝めます。
ホップアップラバーの真ん中に切れ目があるのが特徴ですね。

グリップ底部のグリップナットを細めのドライバー等で回転させて外すと
グリップが外れてリアルなバッファー部分がみれます。
実射
軽い操作感のボルトを引いて初弾をチャンバーに送り込むと、乾いた金属音が
雰囲気を盛り上げます。
ブローバックに関しては、KSCさんが軽量なマグネシュウム・ボルト仕様に
したということは、撃ち心地よりは作動性を重視したという事でしょう。
となるとリコイルショックの方は、あまり期待できませんし
天気予報の最高気温が21度(テスト時の我が家の室内の温度計は22度でした)と
フルオート・ブローバックガスガンには、ちと厳しい季節に突入してるので
ブローバ゜ックの作動に関して、良いコンディションとは言えませんね。
まずは20連マガジンから試してみます。
バッバッと、少し低めの発射音。リコイルショックは予想通りのレベルでしたが
流石にシステム7エンジンだけに、子気味良い作動で
あっという間に全弾撃ち尽くしてしまいました。
フルオートで撃つと、マガジンが一気に冷えてるのが手に伝わってきて
発射音がちょっと弱ってるか?と思ったときには、もう撃ち終ってます。
20発なんてフルオートで撃つとあっという間ですから。
驚いたのは集弾性の良さ。正直お世辞でも狙い易いとは言えないオープンサイトで
凄い纏まり。新型ホップチャンバーの実力の凄さを思い知ったのですが
もっと精密に狙える光学サイトが、全く似合わないのもスコーピオン。
このジレンマ、どうしてくれるんですか!!!もう。
適正ホップ時の飛びも、凄くフラットです。
少し強ホップにすると、飛んでる後半弾が急上昇するので、調節が分かりやすいかな。
さて次の40連マガジンですが、あの長さは伊達では無かった!! の一言。
たっぷりとガスを詰め込んだ、ながーーーいマガジンが
「どうぞ思う存分ガスをお使いください」とでも言っているようで
その撃ち心地は20連マガジンとは、まるで別物。
リコイルショックもドッドッドッと力強く、芯がある感じ。
当然フルオートで、難なく全弾一気に撃ち尽くせます。
これは同KSC製グロック18に、ロングマガジンを装着して撃った時と同等レベルの
変化です。
逆に言えば、標準装備の20連マガジンでしか撃たなくて、「こんな物か・・・・」と
思われてしまうのは、なんてもったいない事かと思います。
なんとかならないのですかKSCさん。
あと、やはり20連でも40連でもフォアグリップ代わりに握ってるマガジンの
フォロアーと指の干渉は起こるので、フォロアーの通る溝の部分は意識して指を
浮かせる等の対策が必要です。とくにフルオート時は、指にフォロアーが引っかかると
給弾不良になるので、要注意です。
いや~、リアルな外観と実射性能が高いレベルで融合している
最近のKSCモデルを象徴しているかの様なスコーピオン。
お手軽でお求め易い価格の他社モデルも良いですが
コレクターの方は勿論、近接戦闘ならゲーマーの方も納得されると思う
拘りの逸品も良いですよ~。

距離7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾 セミオート10発

距離7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾 フルオート20発
フルオート時の銃の跳ね上がりを意識しすぎて、着弾が下に寄っちゃった。

距離7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾 フルオート40発

距離7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾 フルオート20発 片手撃ち

発射サイクルは40連マガジン時で秒間約16.5発。
なので一分間で990発。実銃より若干早いですが
KSC製M11が実銃通りの秒間20発以上なので
性格付け的には、まあまあの所でしょうか。
初速は平均 73.22m/sでした。
楽天市場でのKSC Vz61検索結果はこちら


ブローバックガスガン
全長 173mm
重量 685g
装弾数 23発
価格 16,800円 (税別)

あ~、USPコンパクトですか・・・・、というのが正直な最初の感想。
そりゃあ、KSCさんが散々ブローバックガスガンUSPのバリエーション展開
されてきて、現在は沈静化ぎみ。
マルイさん自身もコッキングエアガンと電動ハンドガンでUSPフルサイズの
モデルアップ済みで、そろそろH&Kも世代交代ですよね~と思ってた矢先の
登場だけに、今更感が漂ってるのは私だけではないはず。
でもマルイさんがUSPコンパクトを登場させたのなら
今でも根強い人気があるって事でしょうか?
まあ、ブームになった海外ドラマ「24(TWENTY FOUR)」の主人公
ジャック・バウアーの愛銃ともなれば、まだまだ人気も
衰えないんですかね。
マルイ製USPコンパクトのパッケージも24(TWENTY FOUR)を意識した
イラストになってますし。
と、最初からグダグダと書いてきた私も、実はUSPコンパクトは好きな銃の部類に
入ります。
もともとコンパクトな銃が好きというのもありますが
USPフルサイズはシンプルな形状のグリップのお陰もあって、日本人には
オーバーサイズな印象が強いのですが、USPコンパクトはこれでもか!!
という位サイズを縮めてるので、マガジンのフィンガーレストのお世話になるくらいに
グリップは私の手にジャストフィット。
手の大きな方だと窮屈なくらいです。
全体的にも塊感があって「カッコイイ」と思います。

サイズ的には・・・・写真右はグロック23にグロック19のマガジンを
挿した物(要はグロック19サイズ)。
グリップの感じとしては、これぐらいか。でもスライドの厚みというかボリュームが
全然ちがっていて、シンプルでスリムなグロックのスライドに対して、USPコンパクトの
物は大きくて厚みもあり、頭でっかちな印象。
でもその中に直径15mmシリンダーのブローバックエンジンが納まっていると
思うと、心もおどるってもんです。


たまたま家にシステム7以前のKSC製USPコンパクトがあったので
比べてみました。
スライド&フレームの刻印は、さすがにKSC製(写真左側)にはかないません。
KSC製の繊細で拘りの刻印類はコレクター好みの仕上がりといえます。
マルイ製は他のモデルも同等ですが刻印が太くて
「プラスチックに文字入れてる感」が強いです。
システム的にも「リアルライブオペレーション」や「ロックアウトデバイス」等を搭載して
かなりハイエンドユーザーを意識したKSC製に対して
マルイ製は今までどおり、「撃ってなんぼ」をお手ごろ価格で・・・・なスタイルですな。

そんなUSPの最大の弱点は、アンダーマウントレイル。
USPが登場した時には「アンダーマウントレイルが標準装備で画期的」
だったのですが、独自規格だったので今となっては不便なだけ。
なのでマルイ製USPは汎用性の高い幅20mmピカティニー規格の
レイルに出来るアダプターが付属しています。
2つに分かれたパーツをフレームの元々のレイルに挟み込んで装着
六角ネジで固定します。

でフラッシュライトを装着してみると・・・あ~やっぱりコンパクトな銃だけに
フラッシュライトも選ぶか・・・・・・。

実銃の世界でも珍しい、セイフティとデコッキング機能が一体になってる
コントロールレバーはリアルに再現。操作もし易いです。
写真はレバーを押し下げて、ハンマーを落とした(デコック)した所。
ハンマーはホルスター等から銃を抜く時に、衣服に引っかからない様に
出っ張りを無くしたデホーンドタイプのボブドハンマー仕様。

トリガーガードの根元に付いているのは、アンビタイプのマガジンキャッチレバー。
少し小振りだけど、使い難さは感じませんでした。
慣れればボタン式より素早く操作出来そう。

マガジンバンパーはフィンガーレスト無しのタイプも付属しているので
好みで交換が可能です。
ただマガジンバンバーをロックしているストッパーが、かなり硬く
無理やり引っ張ると壊れそうだったので
今回は交換を断念。なんじゃこりゃ。

ホップアップ調節はスライドオープンすると、チャンバーの左側にある
ダイヤルレバーがあるので、上下に回して行います。
下に回して「ホップ強」、上に回して「ホップ弱」になります。

「指が太くてダイヤル回すなんて無理!!」という方は、通常分解すれば
ダイヤルが露出しますので、楽々回せます。まあちょっと面倒ですが。

スライドストップ・ノッチの削れ・変形対策については、国産トップクラスのマルイさん。
今回も抜かりはありません。
この金属パーツが、スライドのホールドオープン時にスライドをがっちり引っ掛けて
ノッチを守ります。

なのでスライドストップレバーとノッチは、全く接触しないので削れません。
って言うか、ホールドオープン時にこんなに隙間すらあります。
まあ、見た目にリアルじゃあないって言えばそうですが。
実射
作動音は別としてスムーズな操作感は流石マルイさん。
コンパクトだけどスライドが大きいせいか扱い易いくて、各操作系も
窮屈な感じはありませんね。
直径15mmの大口径シリンダーのおかげで「ドン!!」と重くて、かつ鋭い
リコイルショックが印象的。
コンパクトブローバックガスガンだけど撃ち応も楽しめるセットティングです。
気温も高いし、連射しても快調作動で弾もビュンビュンフラットに飛んで行きます。
弾の初速は、マルイ製コンパクト・ブローバックガスガンの通例で少し低め。
計測してみると 63.52~66.92m/sでした。
シンプルで軽快なグロックも良いけど、塊感が強くて重厚なUSPコンパクトも
良いですな~。
まあバウワー信者の方は必須でしよう。あとホルスターも。
携帯の着信音も「あの音」にしなくてはいけません。
いやいや、「24(TWENTY FOUR)」なんか見てねえよ!!という方にも
コンパクト好きなら是非一丁。ガバメント系やグロック系では味わえない
個性のある銃です。(その代わり好き嫌いは、はっきり分かれそう)

7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾10発
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